Z-ONEにおけるトラヴィックについての統一見解(文責 立松)
ザフィーラは世界中でオペル、ヴォグゾール、ホールデン、シボレーの各ブランドで発売されている車です。
日本のスバルだけが、たまたまトラヴィックと名前を変えて発売しています。
ザフィーラは発売国の事情にあわせて、ドイツ本国とは微妙に異なったバージョンが多数あります。
ホールデンの足回りがドイツ本国とは異なるのもその一例です。
日本のトラヴィックのSパッケージが日本オリジナルなのもその一例と考えます。
幸い日本はザフィーラ:ポルシェが担当したドイツ仕様の足回り、トラヴィック標準&Lパッケージ:オーストラリア、ホールデン仕様の足回り(推定)、トラヴィックSパッケージ:スバル仕様(スプリングのみザフィーラと異なる)と3種類楽しめる国であります。
ですから、BBS等で技術論として足回りの特性を論じることは有意義と考えます。
もちろん、難しいことがわからなくても、自分としてはザフィーラの方が好きとか、峠でのSパッケージの足回りは秀逸とか、そういうのでもokです。
エンジンやエアコンなどの違いも、通常1車種で複数の排気量を持つことは珍しくないですし、2WD,4WDとかサンルーフ付きとか、メーカーオプションも色々あります。
ザフィーラとトラヴィックの違いも、排気量とメーカーオプションの違いと考えることが出来ると思います。
トラヴィックのエンジンは間違いなくOPEL製エコテックの2.2lです。
ドイツ本国ではザフィーラに用意されているものです。パワフルですし、非常に良いエンジンだと思います。
ザフィーラユーザーからすれば、後から安い値段で売られて、しかも内容も良くなっているのですから気分が良くないこともあるでしょう。それは否定しません。
しかし、買っちまったら同じユーザーです。
家だって買ってから値下がりすること、多々あります。売れ残った部屋を改装してバージョンアップして安く売ることもあります。だからといって同じマンションに住んでいて、マンション自体をけなす人はいないでしょう。
パソコンだってどんどん性能が良くなって安くなっていきます。Palmなんて、既存ユーザーをバカにしたような値下げをやってくれます。そんなこと、いちいち気にしていたってメリットは何もありません。もう買ってしまったんですから。
ワゴンRのオーナーズクラブにAZ−WAGONがいることは珍しくありません。
次男の方が売れていることを考えると、ストーリアとデュエットみたいなものでしょうか。オーナーズクラブがあるのかどうか知りませんが。(^^)
OEMなんて良くある話し。エンブレムが違ったって同じ車です。
私が危惧するのは、外車であるという認識が薄くトラヴィックを買ってしまった人がいたら、日本車との考え方の違いや、いろいろなトラブルでイヤになってしまう人がでないかということです。
初めから外車と言うことで、生産国の文化をも含めて購入するんだと言う認識で買えば、ハッピーな車生活が送れると思うんです。
Z−ONEがそういう手助けになればと考えます。
もちろんザフィーラユーザーの情報交換の場としても重要であると考えています。
私が考えるザフィーラとトラヴィックの主な違い
ザフィーラのメリット
燃費がよい
ポルシェチューンの足回りがよい
ヤナセが修理に関して経験豊富
オペルアシストで3年間はJAFいらず
ヤナセの来場記念品が良い(^^)
トラヴィックのメリット
排気量が大きくパワフル!
後席用(特に3列目)のエアコンがある
エアロパーツがかっこよい
ディーラーの数が多い
標準&Lパッケージの足回りは街乗りではジェントルで良い
等でしょうか。
トラヴィックを見下したいザフィーラオーナーの方はZ−ONEには向いていません。
また、トラヴィックをスバルオリジナルと考えたいスバリストにも向いていません。(^^)
ザフィーラもトラヴィックも同じオペル車であり、同一車の異なるグレードと考えます。
以上の方針で運営していきたいと思います。
色々ご意見はあるかと思いますが、基本的な考え方は変えようとは思いませんので、よろしくお願いいたします。